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  1. 新見市議会 2019-09-01
    令和元年9月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2019年09月30日:令和元年9月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(藤澤正則君) 皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの出席17名でございます。これより本日の会議を開きます。  議事日程は配付しておりますので、よろしく御協力をお願いいたします。  産業部長から、9月2日の本会議における議案質疑について、答弁の一部を訂正したいとの申し出があり、これを許可しております。 2 ◯産業部長(宮崎忠司君) 貴重なお時間を済いません。  9月2日の本会議におきまして、議案第21号動産の買入れにつきまして、岡崎議員より購入に関し処分費を含めた価格かの御質問で、処分費を含めた価格とお答えを申し上げました。購入価格に処分費が含まれておりませんでしたので、訂正をさせていただきます。まことに申しわけございませんでした。          ──────────────────────── 日程第1  諸般の報告 3 ◯議長(藤澤正則君) 日程第1、諸般の報告をいたします。  監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により例月出納検査結果報告が提出され、お手元に配付しておりますので御覧願います。  ただいま2番岡崎裕生君及び14番橋本亨子君から、令和元年9月豪雨災害について緊急質問の通告がありました。なお、通告書をお手元に配付しておりますので、御確認願います。  この際、緊急質問の件を議題といたします。  まず、岡崎裕生君の緊急質問の件を議題といたします。  本件は起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。  お諮りします。岡崎裕生君の緊急質問に同意の上、本日の日程に追加し発言を許すことに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 4 ◯議長(藤澤正則君) 起立多数であります。よって、岡崎裕生君の緊急質問の件は可決されました。  この際、日程に追加し、岡崎裕生君の緊急質問を許します。  なお、本件は議会運営委員会の申し合わせにより、質問時間は答弁を含まず10分以内とし、質問回数は制限しないものとします。発言は要旨を逸脱しないよう、また努めて簡素に願います。なお、当局におかれましても、質問要旨を的確に捉えられ、明快なる答弁をお願いいたします。2番岡崎裕生君。質問席からしてください。
    5 ◯2番(岡崎裕生君) 皆様おはようございます。  議員の皆様の御賛同と議長からの発言許可をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。  まずもって、9月3日の災害で被災された方々に衷心よりお見舞い申し上げますとともに、災害対応や災害復旧に御尽力いただいております本市執行部を初め職員の皆様に心より感謝と敬意を表します。  本年の9月集中豪雨災害にあっては、時間当たり120ミリを超える豪雨が短時間で今回のような多くの被害をもたらしました。まさに青天のへきれきのような豪雨災害でありました。この度の緊急質問では、この災害について、初期対応はいかにあったか、災害対応マニュアル及び行動計画は機能したのか、地元説明会は開かれるのかの3点について質問させていただきます。  まず、初期対応についてお尋ねします。  災害復旧には初期対応が鍵を握るのは言うまでもありません。現地の災害復旧の状況と対策本部の初期対応に温度差や迅速さにずれがあったのではないかという市民の声が上がっています。被災現場での現地対策本部設営や現場への職員派遣、重機などの資格や土木の経験のある職員や機材、車両の派遣は想定されなかったのでしょうか、お伺いいたします。  また、これに関して、災害時対応マニュアルや災害時の行動計画はどうであったのか。マニュアルや行動計画は被災者の立場で見て十分機能したのか、お聞かせください。  次に、住民説明会についてお尋ねします。  被災された市民の方々は、徐々に生活が戻り始めています。しかし、床上下浸水をした民家や店舗は、汚泥で家屋の土台部分や床、壁などが侵食され、深刻な被害を受けています。先日も新見商工会議所から市長に対して支援の強い要望が出されました。被災された市民の中にも、激甚災害の指定を県や国へ強く要望して欲しいとの要望が上がっています。家屋や農地などの復旧は、激甚災害指定の有無で大きく違ってまいります。商工業者や農業者なども、営業再開や復旧までただならぬ不安と経済的負担を抱えておられます。  激甚災害指定により、被災者住宅などの復旧建設事業、農地や水産業施設の復旧事業などの国庫補助率がかさ上げされ、自治体としても大きな財政支援を受けることとなります。また、被災地の中小企業、農林業者への貸付制度や災害補償の特例措置も受けられるようになります。被災された商工業者、農業者の切なる願いでもあります。国や県への激甚指定の要請の経緯や見通しを説明すべきではないでしょうか。  さらに、太田、今井地区から高梁川への排水、駅前中筋の排水についても以前から根本的な改善を求める声があったようです。幾度となく豪雨の度に苦しめられてきた、どうにかして欲しいという悲痛なる声をこの度の災害でも地元住民の方々から聞きました。  以上のような市民の切なる声に公の場で、市長がそのお立場で被災された方々に生の声で伝えることこそ市民との協働の礎であり、市政の見える化ではないでしょうか。用水路改修の問題や災害対応の状況、激甚指定の見通しに関して、説明会もしくは懇談会を緊急に行って欲しいとの市民からの要望に対して、市長のお考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 6 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの岡崎裕生君の緊急質問に対する執行部の答弁を求めます。 7 ◯市長(池田一二三君) この度の9月3日に発生いたしました局所的な集中豪雨に対しまして、被災されました皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。また、関係者の皆様方にもお見舞いを申し上げる次第でございます。  ただいま岡崎議員より緊急質問をいただきましたので、答弁をさせていただきます。  初期対応についてということでございますけれども、豪雨災害の当日は、土のうの提供依頼が殺到したことから、土のうの運搬やそして土のう積みなどの応急対応を行ったほか、消防によります救急活動や市道の復旧対応、そして避難所の開設、運営などの災害対応を非常態勢で夜を徹して行ったところでございます。また、翌日には6時30分に告知放送をいたしまして、市民の皆様からの被災の情報の提供を依頼するとともに、被災の連絡があったものから順次職員を現地に派遣をいたしまして、家屋被害などの現場確認や消毒などの要望調査、健康調査などを行っているところでございます。  また、障害物の除去等に対しましての御意見等もございましたけれども、職員の手も足りず、十分な資機材も保有しておりませんので、関係業者に依頼をして被害の大きかった箇所から順次対応をしているところでございます。初期対応というのは、被害状況をいかに正確に把握するかというところが一番大事であろうと考えております。そして、それに適切に対応していく、そのことだろうと思っております。  また、災害時の対応の緊急マニュアル及び行動計画はどうだったかということでございますが、新見市地域防災計画を基本として行動しております。それに基づく災害対策規程で、細かい大規模災害時の班編成や担当地区を決めて活動させていただいております。対応が十分であったかどうかという点では、市民の皆様方からの御意見等を賜りますと、できる限りしたつもりではございますが、いろいろと御意見があろうかと存じます。  激甚指定につきましては、農業災害について激甚指定される見込みがあるという情報が入っているところでございます。また、用水路改修につきましては、17日の砂防事業の説明会でも申し上げましたけれども、緊急の砂防工事をしていただけることで今動いておりますが、そうした中、排水、雨水対策は重要であろうと考えております。そうした中、雨水対策の計画も策定するということで実施していこうということでこの度の補正予算でも調査費をあげさせていただいているところでございます。  また、この度の災害復旧につきましては、国や岡山県に対しても支援要請をしております。今回の土砂災害の原因となりました今申し上げました砂防河川改修につきましても、岡山県へ緊急要望をしたところでございます。  また、本市におきましても、被災されました方々に対しまして、様々な補助や助成制度によりましてできる限りの御支援を行うことと考えております。一日も早い復旧、復興に向けて全力を尽くしてまいりますので、どうか市議会の皆様方を初め市民の皆様にも御理解と御協力を賜りたいと存じます。よろしくお願いを申し上げます。  続きまして、地元説明会ということでございました。この度調査費もつけておりますので、その結果をもちまして地元説明会を開催をさせていただきたいと思います。また、県の土木部の都市計画課とも御相談をしながら今進めているところでございますので、また説明ができる段階になりましたらさせていただきたいと思いますし、また適切に地域の方々と連携を図りながらやってまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 8 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 9 ◯2番(岡崎裕生君) 夜を徹しての災害対応、職員の皆様の御尽力には本当に頭の下がる思いでございます。  ただ、災害の初期対応から次の日は災害復旧の第1日目となります。多くの土砂や汚泥が家屋に浸水しており、家財もそれにつかっている状況で、市民の方々も本当にその夜も寝ず、朝早くからそういった泥をかき分け、泥を搬出し、家財を搬出しということで、本当に市民の方々もまるで戦場がごとくその復旧に朝から携われておりました。  災害というのはその現場で起こっております。今回の災害で国や県は、リエゾンと呼ばれる災害対策現地情報連絡員を被災直後の自治体、新見市にも派遣してくださっております。本市でも同じように、現地に職員を派遣するとか、現地に対策本部を置くとか、そういった災害の復旧第1日目からの取り組みというものはできなかったのでしょうか。 10 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 11 ◯市長(池田一二三君) 当然、県及び国からリエゾン派遣もいただいているところでございます。私も翌日朝、現地へ出させていただきました。その状況を把握した中で、県知事へ報告をさせていただき、この度大きく土砂災害の原因となりました砂防工事について、緊急にお願いをしたいということをお話をさせていただいたところでございます。  そうした対応を進める中におきまして、職員も全体的な把握をする中で動いておりますので、先ほども申し上げましたように障害物等の除去等、十分な機材も保有しておりませんので、職員が現場に出て、そこを撤去するというようなことはなかなか困難な状況にあったということを御理解を賜りたいと思います。 12 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 13 ◯2番(岡崎裕生君) 私が申しておりますのは、現地において対策本部を置いて、現地とのやりとりの中で、住民の皆様が復旧で今一番困っている、そのあたりを本部との連携で対応していく、そういう取り組みはできなかったのかというのをお伺いしております。 14 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 15 ◯市長(池田一二三君) 岡崎議員のお気持ちもわかりますし、市民の方々もそういう思いを持たれたということもわかりますが、災害現地は多数ございます。そこへ全部本部を移動して対応するということがいかに困難なことかということを御理解を賜りたいと思います。 16 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 17 ◯2番(岡崎裕生君) 対策本部が無理でも、現地に指揮及び情報収集に当たる職員派遣はできると私は思うんですが、そのあたりはできないんでしょうか。 18 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 19 ◯市長(池田一二三君) 先ほども申し上げましたように、被災の状況の連絡が入り次第、職員が現地に赴いて確認をいたしているところでございます。 20 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 21 ◯2番(岡崎裕生君) 若干と認識のずれがあるようですが、災害の状況ではなく、災害復旧をされている方々の声を聞いて、今何が必要なのかということを対策本部にフィードバックするというのが、これが今回の課題ではないかと思いますので、しっかりここを教訓として今後の対策に生かしていただけたらというふうに思います。  今回も2,000人近くのボランティアの方々がいらっしゃっています。その方々の力というのは本当に大きな力です。ただ、この災害1日目というのは、ボランティアもいらっしゃっていない状況、若干名のボランティアしか来られない状況で、私としては災害が起こった次の日がボランティアの空白の1日と私は思います。その状況を当局としては把握されているのかどうか、お伺いいたします。 22 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 23 ◯市長(池田一二三君) 災害ボランティアの件ですが、本当に市内外から多くの方々にお力添えを賜っておりまして、大変感謝を申し上げる次第でございます。  発災翌日から協定に基づきまして、社会福祉協議会災害ボランティアセンターを立ち上げていただきました。そこから、立ち上げ当日ということもございますので、若干ボランティアに来ていただける方が人数が限られたということはあるかもわかりませんが、早速駆けつけていただいた方々もいらっしゃいます。また、お聞きをいたしますと、地域内あるいは御近所で災害被害を受けていない方がお互いに支え合うといったこともこの度は多くしていただいているということもお聞きをいたしているところでございます。  また、翌々日ですか、東京からNPOのボランティアの方にも入っていただきまして、今何が足らないかということをボランティアリーダーの方が発信をしていただきまして、いろいろな御支援も賜ったということもお聞きをいたしているところでございますので、この度のいろいろなことも一つの教訓として、また今後学ばせていただきたいと思いますし、生かしていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 24 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 25 ◯2番(岡崎裕生君) おっしゃるとおり災害直後のボランティアの空白の1日というのを埋めるような御努力をお願いいたします。  先ほど雨水計画があるというふうに伺いましたが、これについてもう少し具体的にお示しください。 26 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 27 ◯建設部長(西村和夫君) 雨水計画につきましてですが、都市計画区域内には下水道の計画というのは汚水の計画と雨水の計画がございます。汚水は全て整備が整っておりますが、残っているのが雨水整備でございます。その下水道の雨水整備事業を導入していくという考えでございます。 28 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 29 ◯2番(岡崎裕生君) ただいまの計画がその太田、今井地区の計画も入っているということでしょうか。 30 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 31 ◯建設部長(西村和夫君) はい、そうです。まず、第1優先的には対応したいと考えております。  以上です。 32 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 33 ◯2番(岡崎裕生君) ただいまの計画についても、早期の策定を求めます。  激甚災害についてお答えいただきましたので、再度質問させていただきます。  台風15号には特例が出ております。その特例措置に基づきまして、大阪府でも幾つかの自治体が国に要請をされています。市長として、国への要請というのを今しっかりされているのかどうか、お伺いいたします。 34 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 35 ◯市長(池田一二三君) この度発災をいたしまして、県内あるいは中国地方の国会議員の方々も現地の調査に駆けつけていただいたところでございます。そうした中で、説明をし、そして現状を訴えているところでございます。そうした中、この度、先ほども申し上げましたが、農地災害につきましてはそうした激甚の指定の見込みを報告をいただいているところでございます。 36 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 37 ◯2番(岡崎裕生君) 報告ではなく、市長としてそれを陳情されているのかどうかお聞かせください。 38 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 39 ◯市長(池田一二三君) 当然、関係の国会議員の先生方にはそのようにお願いをしているところでございます。また、県の市長会、そこでまとめていろいろな要望を行う中、この度のいろいろな感じていることを要望していきたいと考えております。  以上でございます。 40 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 41 ◯2番(岡崎裕生君) この度は新見市が集中的ということで、新見市単独でしっかり国へ激甚指定の要望を出していただきたいんですが、今農業関係だけとおっしゃられましたが、是非一般家屋、商店街等の住居や商工業者も含めた指定になるように強く国に求めていただくことを私からもここで強く求めます。  最後になりますが、地元説明会を緊急に開いていただきたいんですが、いかがでしょうか。 42 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 43 ◯市長(池田一二三君) 地元の関係者の皆様方とも御相談をいたしまして、決めていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 44 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 45 ◯2番(岡崎裕生君) 今回の災害で多くの方からの市民の声がありました。この市民の声を聞くこと、局地的激甚災害の指定を受けるために、市長がそういうたゆまない努力をされていることを市民にその口で直接語れることが一番の見える化、協働ではないかと思います。それを緊急に市民の要望に対してお答えいただけるよう、私から強く求めておきます。  今回は緊急質問の機会をいただきまして、まことにありがとうございました。  以上で質問を終わります。 46 ◯議長(藤澤正則君) これで岡崎裕生君の緊急質問を終わります。  暫時休憩いたします。                             午前10時26分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時27分  開 議 47 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  次に、橋本亨子君の緊急質問の件を議題といたします。  本件は起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。  お諮りします。橋本亨子君の緊急質問に同意の上、本日の日程に追加し、発言を許すことに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 48 ◯議長(藤澤正則君) 起立多数であります。よって、橋本亨子君の緊急質問の件は可決されました。  この際、日程に追加し、橋本亨子君の緊急質問を許します。  なお、本件は議会運営委員会の申し合わせにより、質問時間は答弁を含まず10分以内とし、質問回数は制限しないものとします。発言は要旨を逸脱しないよう、また努めて簡素に願います。なお、当局におかれましても質問要旨を的確に捉えられ、明快なる答弁をお願いいたします。  14番橋本亨子君、質問席に御着席ください。14番橋本亨子君。 49 ◯14番(橋本亨子君) 大変お忙しい最中にもかかわりませず、皆様の御理解をいただき、同僚議員にも多数の御賛同をいただいて、緊急質問の機会を頂戴いたしましたことにまず心から厚くお礼を申し上げます。  では、早速質問に入ってまいります。  9月3日の夜、局地的豪雨により、市街地を中心に甚大な被害が発生をいたしました。被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。  対策本部を中心に、市長を初め職員の皆様の復旧、復興に向けた懸命な努力が行われている最中であります。御苦労が大変多いかと思いますが、ともに力を合わせて取り組んでまいりましょう。  さて、被災された皆様には、市内外からの多くのボランティアの方々の献身的な支援もあって、徐々に日常の生活へと近づきかけておられる様子ではありますが、元の生活に戻るまでにはまだ多くの時間を要する状況などもございます。被災者への支援に向けた取り組みについて、本日は3点質問をさせていただきます。  まず、1点目です。  今回、土石流による家屋の倒壊、住居への浸水など、大変な被害が発生しているにもかかわらず、国の災害救助法の適用とならない状況であります。しかしながら、被災された皆様にとりましては、生活再建に向けて十分な支援を必要とする状況であります。被災者の生活再建に向けて、1つは災害救助法に匹敵する内容での支援を行っていただきたいと考えますが、いかがお考えでしょうか。  次に、またそのためには国や県などへの支援も必要であります。先ほど同僚議員の質問の中でもこの点について同様の指摘もございました。当然要請もしておられるわけでございますが、その要請の内容についての詳細を教えてください。そして、要請されてその後の状況についてもお示しいただきたいと思います。  先ほど農地災害についての激甚災害指定が認められたということもございましたけれども、そのほかについてはどのような状況でありましょうか。お示しをいただきたいと思います。  次に、家屋の損壊に対する支援についてであります。  家屋の被害状況の調査は、建築士によりこれから行われることになりますが、損壊の状況を判定する場合は、しっかりと入念に調査をしていただきたいと思います。昨年の西日本豪雨災害では、1回目の調査による判定結果に納得がいかないという被災者の声が上がり、調査を繰り返す中で、判定が変わるケースなども他市では出ているようであります。被災者の立場に立った調査を実施されるよう、まず求めておきます。住居への被害を受けられた方について、2点目として全壊家屋となった場合に対して、解体撤去を余儀なくされた場合においては、速やかに住居の提供を行われるよう求めるものです。
     3点目です。床上浸水等により半壊認定と判定されたが、少々の修繕ではどうにもならないといった場合など、解体を余儀なくされたときにおいては全壊家屋と同等に扱っていただきたいと考えるものでございますが、市長のお考えをお聞かせください。  以上で一回目です。終わります。 50 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの橋本亨子君の緊急質問に対する執行部の答弁を求めます。 51 ◯市長(池田一二三君) この度の集中豪雨災害に対する被災者の方々の支援につきましては、昨年度の7月豪雨と同等程度の独自に支援をさせていただいているところでございます。なお、その財源につきましては、財政調整基金の取り崩しのほか、県の補助金などを活用することといたしております。  県への要請につきましては、9月13日に知事に対しまして、緊急要望書を提出し、支援を要請をしております。また、国への要請につきましては、県選出の国会議員の先生方に現地調査の際に支援を直接要請をしております。今後、市長会等を通じまして、災害救助法の適用拡大などの要請をしてまいりたいと考えているところでございます。  また、全壊家屋に対しまして、その間の居住提供をすることということでございますが、住宅が全壊をいたしまして、居住することが困難になった方に対しましては、市営住宅を最長1年間、無償で提供することといたしております。なお、半壊の場合におきましても、同様の対応を行ってまいるところでございます。  続きまして、半壊の判定でも、解体を行うときは全壊家屋と同様に扱うことということでございますが、これにおきましても、半壊家屋についても全壊家屋と同様に撤去費用を支援することといたしております。  以上でございます。 52 ◯議長(藤澤正則君) 市長、政府や県の要請で内容はわかりました。その後はどうなっているかの説明を求められておりますし、農災以外の激甚の方向性も質問がありました。したがって、政府や県への要請のその後の経過が説明を追加で報告、答弁を求めます。また、激甚災害の農災以外の件について、現段階での答弁を岡崎議員にありましたが、橋本議員にも答弁をしてください。  以上。内容が同じならそれでもいいです。 53 ◯市長(池田一二三君) 県の緊急要望につきましては、土砂流入地への災害関連緊急砂防事業の実施、そして山腹崩壊地への災害関連緊急治山事業の実施、そして被災した公共施設、新見保育所、新見市民グラウンド法面等の復旧に対する支援、そして災害等廃棄物処理事業に対する支援、それから復旧事業への職員派遣ということで要望させていただいているところでございます。  この災害関連緊急砂防事業につきましては、今進めていただいているところでございます。また、山腹崩壊地への治山事業も、今1件前に進んでいるところでございます。また、被災しました公共施設の復旧に対する支援も、この度の補正予算で計上をさせていただいているところでございます。また、災害等廃棄物処理事業に対する御支援も、都市計画区域内ということでそういった御支援もいただけるということをお聞きいたしているところでございます。  それから、復旧事業への職員派遣ということで、技術職の方を10月1日から3カ月間派遣をしていただくこととなっております。  そして、激甚災害の関係でございますが、現在は農林のみ見込みということで御連絡をいただいているところでございまして、あとにつきましても、情報をしっかりと収集してまいりたいと考えておりますし、機会あるごとにしっかりと現状をお伝え申して要請をしていきたいと思います。 54 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。橋本亨子君。 55 ◯14番(橋本亨子君) 市長から昨年7月豪雨災害と同等にしっかりと支援をするという基本的なお考えを示していただいたわけですが、この度台風15号の被害が千葉県を中心に大変甚大な被害が発生をしたわけでございますが、若干同僚議員からも指摘がございましたが、国が住居の損壊に対して、災害救助法の応急修繕の対象とならない一部損壊の住居への適用を決めたという、本当にこれまでと違っての大変大きな前進が図られてきたわけでございます。地方自治体が補助事業を行うことを前提としてのものではございますが、被災住宅への被害認定のあり方について、救済の対象が見直されているわけでございます。この通達が内閣府から20日付で出されているわけなんですが、本市においてはこのような通達というのが届いていないのか、またそれが反映される状況というのはないのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。  被災者支援のための財源確保が非常に大変な状況であると思う中で、やはり国が内容の見直しをしっかりとしてくれることが私はまず大前提だというふうに市長と同様思うところでございますので、そういう意味では、一部損壊家屋への適用がされますと、大規模半壊と半壊の世帯の上限については、上限58万4,000円の修繕費が充てられるということにもなるわけでございますので、しっかりと支援をするということが要るわけなんですが、その通達の状況がどうなのか、そして独自により支援ができる取り組みを進める考えがないのか、その点について再度お答えください。 56 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 57 ◯市長(池田一二三君) 橋本議員がおっしゃられる通達は、現在では我が市としては把握をいたしておりませんので、しっかりと確認をさせていただきたいと思います。 58 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前10時41分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時43分  開 議 59 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  再質問ございますか。橋本亨子君。 60 ◯14番(橋本亨子君) 2点目に移ります。  家屋の調査の判定ということについての問題でございますけれども、この調査について、どのような調査をしていくことになるのかというのを具体的にお示しをいただきたいと思います。また、この調査に入る段階では、被災された方々に対しての御連絡とそのあたりをどのようにしていかれることになるのでしょうか。 61 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 62 ◯建設部長(西村和夫君) 家屋調査につきましては、基本的には税務課の職員が主体的にやっております。税務課から要請をいただき、建築士が現地に赴いて調査をしております。調査項目につきましては、認定基準、国の基準がございますので、それに沿って柱の傾きであるとか損害等について、部門的に項目に沿って調査をしております。  以上です。 63 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。橋本亨子君。 64 ◯14番(橋本亨子君) 損壊状況をしっかりと把握するということになりますので、その点では被災された皆様の立場に立って、しっかりと被災者の納得がいくまでの調査をしていただきたいというふうに思っております。全壊家屋なのか、あるいは半壊家屋なのか、その判定をされることが前提になりながら、その後の支援策にもこれは大きく影響いたしますので、被災者の立場に立った調査を実施されるようこの点では強く求めておきます。  3点目のことに移りたいと思います。  3点目の問題については、解体をせざるを得なくなれば、処理費が当然かかるわけです。廃棄物の処理等についても、県にも支援を求めているところだというふうな答弁が1回目にございました。処理費用が当然かかることにもなるわけですが、処理費用については1戸当たりの金額がどのように算定されるのかをお示しをいただきたいと思います。  また、該当する被災世帯については、これまでの調査において、把握が一定できているということもあると思うんです。であれば、個別にそういった内容についてもしっかりとお伝えをしていただくことも必要であると思いますが、この周知の方法についてのお考えをお示しをいただきたいと思います。 65 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前10時46分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時47分  開 議 66 ◯議長(藤澤正則君) 失礼しました。休憩を閉じ会議を再開します。  答弁を求めます。 67 ◯副市長(大森利弘君) 橋本議員の再質問にお答えいたします。  まず、家屋の半壊、全壊等の撤去費でございますけれども、まず手続等の周知の方法ということが1つの御質問だったと思います。  家屋の全壊、半壊の判定を受けた全ての方に、申請内容等お送りいたしまして確実に伝わるようにいたしたいというふうに考えております。また、その1戸当たりの金額でございますけども、これにつきましては被災された方が基本的にもう業者に委託して撤去しているという場合もございます。そういった場合にはその業者に支払われた額と、それから市が基本的にその金額がどのようなものであるかという算定がございます。その算定をしまして、そのどちらか低いほうということで御支援をさせていただくという予定にさせていただいております。  以上でございます。 68 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。橋本亨子君。 69 ◯14番(橋本亨子君) 緊急質問でございますので、まだまだ復旧、復興に向けた取り組みもお忙しいさなかでございますので、余りここでまだ十分な答えが出るという状況でもなかろうかというふうに思いますので、以上で終わっていきたいと思いますが、本日は緊急質問ということで、私ども先日20日の日に12項目の被災者支援に向けた取り組みについての要望を市長にもさせていただいたところでございますが、その中から3点に絞って本日はお尋ねをしたところでございます。  2年続きの災害への対応ということでは課題もたくさんあるわけでございますが、被災された方々に一日でも早くに日常の暮らしを取り戻していただけるよう、被災者の立場に立った救済の方法を今後もしっかりと検討をしていただきながら対応に当たっていただきたいということを強く求めておきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 70 ◯議長(藤澤正則君) これで橋本亨子君の緊急質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。再開を午前11時といたします。                             午前10時50分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時0分  開 議 71 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第2  各委員会付託事件の審査結果報告 72 ◯議長(藤澤正則君) 日程第2に入ります。  去る令和元年6月定例市議会において、閉会中審査及び調査することになった陳情1件及び調査事件43件、並びに9月10日の会議の本会議において付託した決算第1号から同第12号までの12議案、条例第24号から同第35号までの12議案、予算第27号から同第32号までの6議案、議案第16号から同第24号までの9議案、請願1件及び陳情2件を一括議題といたします。  この際、各委員長から審査結果の報告を求めます。  まず、議会運営委員長に願います。12番林光和委員長。               〔12番 林 光和君 登壇〕 73 ◯12番(林 光和君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会議会運営委員会委員長林光和。  委員会の経過及び結果について報告。  議会運営委員会に付託された事件について、調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  記、1、調査の部、調査第1号議会運営の効率化について、調査第2号議会の会期について、調査第3号議案等の取り扱いについて、調査第4号議会改革の推進について、調査第5号常任委員会、特別委員会の設置について、調査第6号その他議会調整等に関する事項について、以上6件は閉会中調査研究することに決定いたしました。  以上、報告いたします。 74 ◯議長(藤澤正則君) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。  次に、予算決算常任委員長に願います。16番榎日出男委員長。               〔16番 榎 日出男君 登壇〕 75 ◯16番(榎 日出男君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会予算決算常任委員会委員長榎日出男。  常任委員会の経過及び結果について。  予算決算常任委員会に付託された事件について、審査及び調査の結果を次のとおり報告します。  記、1、議案の部、決算第1号平成30年度新見市一般会計歳入歳出決算、決算第2号平成30年度新見市診療所特別会計歳入歳出決算、決算第3号平成30年度新見市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、決算第4号平成30年度新見市介護保険特別会計歳入歳出決算、決算第5号平成30年度新見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、決算第6号平成30年度新見市簡易水道特別会計歳入歳出決算、決算第7号平成30年度新見市下水道事業特別会計歳入歳出決算、決算第8号平成30年度新見市観光事業特別会計歳入歳出決算、決算第9号平成30年度新見市豊永財産区特別会計歳入歳出決算、決算第10号平成30年度新見市萬歳財産区特別会計歳入歳出決算、決算第11号平成30年度新見市農業共済事業特別会計の決算について、決算第12号平成30年度新見市水道事業会計の決算について、予算第27号令和元年度新見市一般会計補正予算(第2号)、予算第28号令和元年度新見市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、予算第29号令和元年度新見市介護保険特別会計補正予算(第2号)、予算第30号令和元年度新見市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)、予算第31号令和元年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、予算第32号令和元年度新見市観光事業特別会計補正予算(第1号)、議案第19号平成30年度新見市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、決算第1号から決算第10号までの10議案については継続審査とし、決算第11号から決算第12号までの2議案は原案のとおり認定し、予算第27号から予算第32号までの6議案及び議案第19号については原案のとおり可決することに決定した。  2、調査の部、調査第1号予算に関する事項について、調査第2号決算に関する事項について、調査第3号その他財政に関する事項について、以上3件は閉会中調査研究することに決定しました。 76 ◯議長(藤澤正則君) 以上で予算決算常任委員長の報告を終わります。  次に、総務消防常任委員長に願います。4番宮本英基委員長。               〔4番 宮本英基君 登壇〕 77 ◯4番(宮本英基君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会総務消防常任委員会委員長宮本英基。  常任委員会の経過及び結果について報告。  総務消防常任委員会に付託された事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  1、議案の部、条例第24号新見市消防手数料に関する条例の一部を改正する条例、議案第16号新見市過疎地域自立促進市町村計画の一部変更について、議案第17号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定しました。  2、請願・陳情の部、陳情第14号新見公立大学の学生を応援するまち宣言に関する陳情、以上1件は採択することに決定した。  3、調査の部、調査第1号財産の管理運営について、調査第2号財産の確保に伴う財政面の調査について、調査第3号行政機構の改善について、調査第4号消防防災等市民の保護に関する事項について、調査第5号情報政策に関する事項について、調査第6号地域づくりに関する事項について、調査第7号総務消防に関する懸案事項について、以上7件は閉会中調査研究することに決定した。  以上で報告を終わります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 78 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの総務消防常任委員長の報告に対する御質疑はございませんか。──ないようですから、総務消防常任委員長の報告を終わります。  次に、文教福祉常任委員長に願います。9番杉本美智子委員長。               〔9番 杉本美智子君 登壇〕 79 ◯9番(杉本美智子君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会文教福祉常任委員会委員長杉本美智子。  常任委員会の経過及び結果について報告します。  文教福祉常任委員会に付託された事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  1、議案の部、条例第25号新見市印鑑条例の一部を改正する条例、条例第26号新見市営バスの設置及び管理運営に関する条例の一部を改正する条例、条例第27号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例、条例第28号新見市保育所条例等の一部を改正する等の条例、条例第29号新見市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例、条例第30号新見市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、条例第31号新見市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例、議案第23号令和元年度新見市クリーンセンター焼却炉基幹的設備改良工事請負契約の締結について、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定しました。  2、請願・陳情の部、請願第2号「自立支援医療(精神通院)に入院を加える改善、及び、岡山県の心身障者医療費公費負担制度の対象者に精神障がい者を加えることを求める」意見書の提出を求める請願書、陳情第13号「生涯現役社会」を実現するシルバー人材センターの決意と支援の要望、以上2件は採択することに決定しました。  3、調査の部、調査第1号国民健康保険事業の充実について、調査第2号介護保険事業の充実について、調査第3号環境衛生施設整備について、調査第4号環境保全及び公害対策について調査第5号社会福祉事業の充実について、調査第6号保健、医療の充実について、調査第7号学校教育について、調査第8号学校統廃合について、調査第9号社会教育・文化・体育の充実について、調査第10号教育施設整備及び教育予算の充実について、調査第11号、文教・福祉に関する懸案事項について、以上11件は、閉会中調査研究することに決定しました。 80 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの文教福祉常任委員長の報告に対する御質疑はございませんか。──ないようですから、文教福祉常任委員長の報告を終わります。  次に、産業建設常任委員長にお願いします。11番小郷昌一委員長。               〔11番 小郷昌一君 登壇〕 81 ◯11番(小郷昌一君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会産業建設常任委員会委員長小郷昌一。  常任委員会の経過及び結果について。  産業建設常任委員会に付託された事件について、審査及び調査の経過及び結果を次のとおり報告します。
     議案の部、条例第33号新見市建築基準法施行条例の一部を改正する条例、条例第34号新見市建築確認事務等手数料条例の一部を改正する条例、条例第35号新見市水道事業給水条例の一部を改正する条例、議案第18号字の区域・名称の変更について、議案第20号大佐猪解体処理施設の指定管理者の指定について、議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについて、議案第22号市道井倉線(井倉橋)橋梁上部工仮設工事請負契約の変更について、議案第24号令和元年度馬塚浄水場電気計装設備更新(第2工区)工事請負契約の締結について、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定した。  条例第32号新見市グリーンミュージアム神郷温泉条例の一部を改正する条例、本議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、別紙のとおり修正し可決することに決定した。  2、請願・陳情の部、陳情第12号種子法廃止に伴い、岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める陳情書、以上1件は採択することに決定した。  3、調査の部、調査第1号農林業及び畜産振興について、調査第2号商工鉱業振興対策について、調査第3号観光開発事業について、調査第4号雇用対策について、調査第5号農林道新設改良維持管理について、調査第6号、市道橋梁新設改良及び認定について、調査第7号国道県道の新設改良促進方について、調査第8号上水道事業及び簡易水道について、調査第9号公共下水道及び下水道について。調査第10号都市計画事業について。調査第11号、産業建設に関する懸案事項について、以上11件は閉会中調査研究することに決定した。  産業建設常任委員会意見書。  このほど、議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについてを審査した結果、産業建設常任委員会として次の措置を講じるべき意見書を付すことにいたしました。  1、いぶきの里スキー場圧雪車については、保管、整備の状況が適正さを欠くものであったことが議案審議の過程で明らかになった。圧雪車の保管、整備について、市は現地調査を定期的に行い、適切な管理がなされるよう指定管理者に指導監督を行うこと。あわせて、指定管理者に運行、保管、整備に関する日報等の記録を義務づけること。  2、この度の随意契約については、根拠となる機種選定についての公平性、客観性が保たれているとは言いがたい。今後、随意契約を行うに当たっては、選定委員会の設置及び客観的な選考基準の設定、選定に関する資料の公開を行うこと。  3、市が備品登録を抹消した旧圧雪車については、スキー場からの撤去完了後、処分費用と処分先についての結果とてんまつを調査し、議会に報告すること。  以上、意見書といたします。  先ほどの別紙修正です。  条例第32号新見市グリーンミュージアム神郷温泉条例の一部を改正する条例案に対する修正案。  条例第32号新見市グリーンミュージアム神郷温泉条例の一部を改正する条例の一部を次のように修正する。  別紙、備考を次のように改める。  備考、利用が1時間に満たない時間は1時間とする。  以上です。御賛同よろしくお願いします。 82 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの産業建設常任委員長の報告及び修正案に対する御質疑はございませんか。5番小河俊文君。 83 ◯5番(小河俊文君) 条例第32号新見市グリーンミュージアム神郷温泉条例の一部を改正する条例についてお聞きします。  このことの修正に当たり出た意見をお聞きします。 84 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。小郷委員長。 85 ◯11番(小郷昌一君) この条例の一部を削除したものであり、その削除の内容は、市外の方が利用する場合、50%料金の加算ということを修正したわけですが、これについては、あの施設の場合、県外とか市外からの観光客、温泉施設があるので観光施設でもあるということで、あえて交流人口を増やそうとするときに、そういった加算措置は必要ではないんではないかといった意見が主でありました。  以上です。 86 ◯議長(藤澤正則君) 再質疑ございますか。  ほかにございませんか。──ないようですから、産業建設常任委員長の報告を終わります。  次に、産業建設常任委員会において、少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を求めます。2番岡崎裕生君。 87 ◯2番(岡崎裕生君) ただいま産業建設常任委員長より委員会での審査の結果についての報告がありましたが、議案の中に幾つかの問題がありますので、委員会からの少数意見報告という形で皆さんに報告させていただきます。  少数意見報告書。  令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。報告者、新見市議会産業建設常任委員会委員岡崎裕生。賛同者、新見市議会産業建設常任委員会委員橋本亨子。  令和元年9月18日開催の産業建設常任委員会において留保した少数意見を次のとおり、会議規則第101条第2項の規定により報告します。  記、1、議案番号及び件名、議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについて。  2、意見の要旨、議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについて、本議案中4,180万円もの高額な圧雪車購入を随意契約としてあります。しかしながら、本契約を随意契約としたことについては、客観的で公平な根拠が見当たらず、随意契約となる要件を満たしているとは言えません。機種選定時、比較検討対象となる他社製の圧雪車も存在し、この度購入されるプリノート社の圧雪車が安全や耐久性、操作性、さらには価格や保守点検整備等の維持管理費においても明らかな優位性を持つものではありません。  また、随意契約となる過程でも、機種選定の経緯が不透明であります。機種選定委員会も機能せず、客観的な比較検討も行われていない状況で、なぜこの機種に選定されたのか疑問が残るところであります。市民誰もが納得できる明らかな比較検討による機種選定の根拠は示されていません。  さらに、これまで使用していた旧圧雪車の管理状況にも不備があり、廃棄に至った経緯と旧圧雪車の処理についても不透明であります。保管、整備状況も市は十分把握しておらず、圧雪車保管庫も2シーズン目より使用されていません。そのような中、旧圧雪車は故障を理由に備品登録から抹消され、所有者不明の状態で指定管理者に処分を委ねている現状です。その圧雪車は特殊な車両であることに加え、海外から輸入しているため、各部品の再利用度が高く、残存価値があることも十分説明されていません。  このように、本議案は車両購入に関する随意契約の問題と、それにかかわる不透明な機種選定の問題、下取りとなる車両の問題など、重大な問題を抱えています。種々の問題が解決されないままの状況で、本議案について賛成はできません。  以上の立場から、議案第21号に対する産業建設常任委員会の可決について反対するものであります。議員の皆様からの御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 88 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの少数意見の報告に対する質疑はございませんか。──ないようですから、少数意見の報告及び質疑を終わります。  次に、議員定数等検討特別委員長に願います。15番仲田康豊委員長。               〔15番 仲田康豊君 登壇〕 89 ◯15番(仲田康豊君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会議員定数等検討特別委員会委員長仲田康豊。  委員会の経過及び結果について。  議員定数等検討特別委員会に付託された事件について、調査の経過及び結果を次のとおり報告します。  1、調査の部、調査第1号議員定数について、調査第2号議員報酬について、調査第3号政務活動費について、以上3件は閉会中調査研究することに決定いたしました。 90 ◯議長(藤澤正則君) 以上で議員定数等検討特別委員長の報告を終わります。  次に、議会広報特別委員会副委員長に願います。1番西川照雄副委員長。               〔1番 西川照雄君 登壇〕 91 ◯1番(西川照雄君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。  委員会の経過及び結果について。  議会広報特別委員会に付託された事件について、調査の経過及び結果を次のとおり報告いたします。  記、1、調査の部、調査第1号議会広報の充実について、調査第2号議会広報紙の発行について、以上2件は閉会中調査研究することに決定しました。  以上報告を終わります。 92 ◯議長(藤澤正則君) 以上で議会広報特別委員会副委員長の報告を終わります。  以上で各委員長報告及び質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、委員長報告に反対者の発言から許します。14番橋本亨子君。 93 ◯14番(橋本亨子君) 反対の討論をしていきたいと思います。  まず、議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについてでございます。  先ほど少数意見の報告の中でも述べられていたわけでございますが、4,180万円という大変高額な買い物であります。市民の目線で公平公正に透明性が図られるべきものだというふうに思うわけでございまして、これについて意見書がつけられているということでは委員会の中でもかなりの議論はしたわけでございますが、結果これが採択ということになっておりますので、これに同意することはできません。  次に、陳情第14号についてでございます。  新見商工会議所青年部から提出をされました新見公立大学を応援するまち宣言に関する陳情でございますが、市の活力維持や経済活性化に非常に大きな効果をもたらす公立大学の役割と影響力は今後の市の活性化や活力の維持において大学の持続的発展は欠かすことのできないものであるということから、地域全体で新見公立大学及び学生を応援していくことを目的に市としての宣言を求めるものであろうかというふうにこの内容を理解したところでございますが、こうした陳情への熱い思いについては否定するものではございません。趣旨については理解をするところでございます。  しかしながら、現在県立高等学校の再編問題が起こっている最中でもあるわけです。高校は地域創生、地位活性化にとっても大きな役割を果たしているものであり、地域の存亡にも直結するものであると思います。よって、新見公立大学に限っての応援宣言をするということについては、賛同することはできません。  また、若干指摘しておきたいんですが、陳情の文章の表現の問題でございます。最後のあたりのところからでございますが、議会において新見公立大学の学生を応援するまち宣言を行っていただきたく陳情いたしますということなんですが、議会としての宣言をするというのがいかがなものかというふうに思います。この文章表現は適正に欠けるというところもあるのではなかろうかと思うところです。  何分にいたしましても、本市の将来を見据え、各分野でそれぞれに頑張っている若い世代の方々をしっかりと応援していこうという立場に立っての宣言こそが求められるものではないかというふうにも思うわけで、本陳情を採択としていることに異議を申し上げておきます。  以上です。 94 ◯議長(藤澤正則君) ほかに委員長報告に反対者の討論はございませんか。──ないようですから、次に委員長報告に賛成者の発言を許します。──ないようですから、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  ただいま議題となっております案件のうち、議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについて、陳情第14号新見公立大学の学生を応援するまち宣言に関する陳情を除くその他の案件については、各委員長の報告のとおり決するに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、議案第21号、陳情第14号を除くその他の案件については各委員長の報告のとおり決定されました。  これより議案第21号動産(いぶきの里スキー場圧雪車)の買入れについてを起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。  議案第21号については委員長の報告は原案可決であります。原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 96 ◯議長(藤澤正則君) 起立多数と認めます。よって、議案第21号は原案のとおり決定されました。  次に、陳情第14号新見公立大学の学生を応援するまち宣言に関する陳情を起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。  陳情第14号については委員長報告は採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 97 ◯議長(藤澤正則君) 起立多数と認めます。よって、陳情第14号は採択することに決定されました。          ──────────────────────── 日程第3  予算第33号 令和元年度新見市一般会計補正予算(第3号)       予算第34号 令和元年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)       予算第35号 令和元年度新見市水道事業会計補正予算(第2号) 98 ◯議長(藤澤正則君) 日程第3に入ります。  市長から予算第33号から同第35号までの議案が送付されておりますので、これら3議案を一括議題といたします。  この際、市長から提案理由の説明を求めます。市長、池田一二三君。               〔市長 池田一二三君 登壇〕 99 ◯市長(池田一二三君) それでは、ただいま上程いただきました予算第33号から予算第35号までの計3件について御説明申し上げます。  今回は、9月3日に発生した局地的な豪雨による災害の被災者支援や復旧事業を中心に補正予算として計上しております。  まず、予算第33号令和元年度新見市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出にそれぞれ17億8,061万9,000円を追加しております。歳入は主に国庫支出金、市債、繰越金を追加しております。歳出は主に道路、河川及び農地、農業用施設の災害復旧事業などの経費を計上しております。地方債の追加は第2表のとおりとしております。  次に、予算第34号令和元年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、事業勘定の歳入歳出にそれぞれ4,297万3,000円を追加しております。地方債の追加は、第2表のとおりとしております。  次に、予算第35号令和元年度新見市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収入に325万円を追加し、収益的支出に354万9,000円を追加しております。他会計からの補助金は、一般会計からの補助金を325万円としております。  以上、3件について御説明申し上げましたが、どうか慎重に御審議をいただき、御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 100 ◯議長(藤澤正則君) それでは、議案質疑を行います。  まず、予算第33号令和元年度新見市一般会計補正予算(第3号)について御質疑はございませんか。──ないようですので、予算第34号令和元年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について御質疑はございませんか。──ないようですので、予算第35号令和元年度新見市水道事業会計補正予算(第2号)について御質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結いたします。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時43分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時44分  開 議 101 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第4  議案を各常任委員会に付託 102 ◯議長(藤澤正則君) 日程第4に入ります。
     お諮りいたします。ただいま議題となっております予算第33号から同第35号までの3議案は、配付しております付託表のとおりその審査を所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、付託表のとおり予算決算常任委員会に付託いたします。  しばらく休憩いたします。                             午前11時44分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時20分  開 議 104 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第5  委員会付託事件の審査結果報告 105 ◯議長(藤澤正則君) 日程第5に入ります。  本日、本会議において付託した予算第33号から同第35号までの3議案を議題といたします。  この際、予算決算常任委員長から審査結果の報告を求めます。16番榎日出男委員長。               〔16番 榎日出男君 登壇〕 106 ◯16番(榎 日出男君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。新見市議会予算決算常任委員会委員長榎日出男。  常任委員会の経過及び結果について、予算決算常任委員会に付託された事件について審査の経過及び結果を次のとおり報告します。  記1、議案の部、予算第33号令和元年度新見市一般会計補正予算(第3号)、予算第34号令和元年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、予算第35号令和元年度新見市水道事業会計補正予算(第2号)、各議案について当局の説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定いたしました。 107 ◯議長(藤澤正則君) 以上で予算決算常任委員長の報告を終わります。  これより討論に入ります。  まず、委員長報告に反対者の発言から許します。──ないようですから、次に委員長報告に賛成者の発言を許します。──ないようですから、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。予算第33号から同第35号までの3議案は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、予算第33号から同第35号までの3議案は委員長報告のとおり決定されました。          ──────────────────────── 日程第6  発議第5号 新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)       発議第6号 精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度             の格差解消を求める意見書(案)       発議第7号 精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度             の格差解消を求める意見書(案)       発議第8号 種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例             の制定を求める意見書(案) 109 ◯議長(藤澤正則君) 日程第6に入ります。  ただいま総務消防常任委員長から発議第5号新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)が、文教福祉常任委員長から発議第6号精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)及び発議第7号精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)が、産業建設常任委員長から発議第8号種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める意見書(案)がそれぞれ提出されておりますので御覧願います。  これら発議第5号から同第8号までの4議案を議題といたします。  この際、提出者から提案理由の説明を求めます。  まず、発議第5号新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)について、提案理由の説明を求めます。4番宮本英基委員長。               〔4番 宮本英基君 登壇〕 110 ◯4番(宮本英基君) 令和元年9月30日新見市議会議長藤澤正則殿。提出者、新見市議会総務消防常任委員会委員長宮本英基。  新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)の提出について。  上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出します。  発議案を朗読して提案理由の説明とさせていただきます。  発議第5号新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)。  誠実、夢、人間愛を建学の精神に掲げ、全国初の事務組合立大学として開学した新見女子短期大学は、たゆまぬ教育変革を重ね、現在保育、看護、介護、福祉の高等専門職人材を数多く輩出する新見公立大学へと発展し、新見になくてはならない高等教育機関となっている。毎年、春の訪れとともに全国から高い志を持った学生が学びを求めて新見の地に集い、専門的な知識、技能の習得に励むとともに、友達と語らい、市民との交流を通じて人間性を磨き、知識と倫理観を備えた人材として全国へと巣立っている。町なかで集い、語らう学生の姿を目にする度、私たちはにぎわいと華やかさを感じることができる。学生によって地域経済が活性し、その存在そのものが本市の活力を象徴するものとなっており、持続可能な新見の発展に欠かすことのできない存在となっている。  私たちは、全国で求められているすぐれた専門職人材を町全体で育んでいることに誇りと責任を持ち、新見が第二のふるさととして学生たちの記憶に残っていくことを心から望んでいる。  こうした背景を踏まえて、新見市の未来に向けたまちづくりにおいては、大学と市民、地域が一つとなって学生を支え、可能性を育み、交流を深めることを通じて町が成長し、学生が暮らす町として個性を高めていくことが大切であると考える。  よって、ここに新見市は新見公立大学の学生を応援するまちを宣言する。  令和元年9月30日、新見市議会。  以上で発議を終わります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。 111 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの発議第5号について御質疑はございませんか。14番橋本亨子君。 112 ◯14番(橋本亨子君) ただいま朗読された委員長からの発議案でございますが、最後のよってというところからの文章表現のところでございます。  ここに新見市は新見公立大学の学生を応援するまち宣言をするというふうに、委員会の発議ではございますが、新見市を宣言をするんだというふうに締めくくられたわけなんですが、陳情書の内容につきましては、先ほど陳情採択したことへの討論の中でも指摘をいたしましたが、議会において新見公立大学の学生を応援するまち宣言を行っていただきたくというふうになっているんですが、発議案については新見市が宣言をするんだというふうに締めくくっておられるわけですが、この文章表現についての委員会内での検討はどのようにされたか、皆さんからはどんな意見が出たのかを御説明いただきたいと思います。 113 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの橋本亨子君の質疑に対する答弁を求めます。4番宮本英基委員長。 114 ◯4番(宮本英基君) 今回全員の賛成を得まして、その中には、新見市、執行部、議会とともに宣言していこうという御意見もございましたので、今回はここに新見市はというふうに掲載させていただいております。  以上です。 115 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。14番橋本亨子君。 116 ◯14番(橋本亨子君) 委員会での審議の結果については全会一致で採択していこうということからの委員長報告がなされたわけでございます。しかしながら、新見市が宣言をするというふうにここで言われているわけございますが、執行部との協議はどのように行われたのか、どのような意見を交わされたのか、そのあたりも御説明ください。 117 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの再質疑に対する答弁を求めます。  暫時休憩します。                             午後2時30分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時43分  開 議 118 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  ただいまの再質疑に対する答弁を求めます。宮本委員長。 119 ◯4番(宮本英基君) 先ほどの執行部との協議はあったのかということでございますが、全員一致のため執行部から特に聞き取りとかは行っておりません。  以上です。 120 ◯議長(藤澤正則君) 宮本委員長。 121 ◯4番(宮本英基君) 休憩を求めますがよろしいでしょうか。 122 ◯議長(藤澤正則君) 会議を休憩いたします。                             午後2時44分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時59分  開 議 123 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  再々質疑はございませんか。14番橋本亨子君。 124 ◯14番(橋本亨子君) 先ほど委員長の答弁の中でございましたように、新見市はということについて、この陳情書が提出をされて委員会内で全員が陳情に賛成をしたということからこの意見書を提出するということだとおっしゃられたわけですが、新見市はという表現にしたことについては、執行部側との協議はしていないということでございました。その中で、この文書の表現というものに非常に疑義を感じているわけでございますけれども、再度こうした文書とされたことについて、委員会で先ほど混乱しながらの急遽の委員会が開催されるという運びもございまして、本当に不思議な光景を目の当たりにしたなあという気もするんですが、協議をされての結果をここで御報告いただきたい、御説明いただきたいと思います。 125 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの再々質疑に対する答弁を求めます。4番宮本英基委員長。 126 ◯4番(宮本英基君) 先ほど橋本議員が言われました新見市の市の考え方ということでございますが、委員会としましては市民、議会、全体で大きな意味で新見市と考えております。以上です。 127 ◯議長(藤澤正則君) ほかに質疑はございませんか。──ないようでございますから、質疑を終結します。  次に、発議第6号精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)について、提案理由の説明を求めます。9番杉本美智子委員長。               〔9番 杉本美智子君 登壇〕 128 ◯9番(杉本美智子君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。提出者、新見市議会文教福祉常任委員会委員長杉本美智子。  精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)の提出について。  上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出いたします。  発議案を朗読させていただきます。  発議第6号精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)。  精神障がい者が他の障がい者と同じように自分たちの望む地域で安心して暮らせるように願っています。障害者基本法では、身体、知的、精神の3障がいの福祉サービスが一元化されました。国におかれては、障害者自立支援法による自立支援医療、精神通院に入院を加えて、更生医療、育成医療と同等の程度にして格差を解消していただくよう求めます。  さらに、現在の岡山県心身障害者医療費公費負担制度では、身体障がい者・知的障がい者は内科、外科、歯科などの診療費は自己負担1割ですが、精神障がい者は自己負担3割です。障害年金でやっと暮らしている精神障がい者にとっては、医療費の自己負担3割は暮らしを大きく圧迫しています。よって、心身障害者医療費公費負担制度に精神障がい者を加えて格差を解消するように岡山県に対して指導、助言をお願いします。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  令和元年9月30日。新見市議会議長藤澤正則。  本件提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣。  以上です。 129 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの発議第6号について御質疑はございませんか。──ないようですから、質疑を終結します。  次に、発議第7号精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)について提案理由の説明を求めます。9番杉本美智子委員長。               〔9番 杉本美智子君 登壇〕 130 ◯9番(杉本美智子君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。提出者、新見市議会文教福祉常任委員会委員長杉本美智子。  精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)の提出について。  上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出します。  発議第7号を朗読し説明にかえさせていただきます。  発議第7号精神障がい者と身体障がい者・知的障がい者の医療費公費負担制度の格差解消を求める意見書(案)。  精神障がい者が他の障がい者と同じように自分たちの望む地域で安心して暮らせるように願っています。障害者基本法では、身体、知的、精神の3障がいの福祉サービスが一元化されました。岡山県の心身障害者医療費公費負担制度においては、精神障がい者がその対象になっていません。現在の制度は、身体障害者・知的障がい者は内科、外科、歯科などの診療費は自己負担1割ですが、精神障がい者は自己負担3割です。障害年金でやっと暮らしている精神障がい者にとっては、医療費の自己負担3割は暮らしを大きく圧迫しています。
     そこで、心身障害者医療費公費負担制度に精神障がい者を加えて、身体障害者・知的障がい者との格差を解消するように求めます。さらに、国における障がい者自立支援法による自立支援医療に入院を加えて、更生医療、育成医療と同等の制度にして格差を解消するように国に要請していただきますよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則。  本件提出先、岡山県知事。  以上です。 131 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの発議第7号について御質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結します。  次に、発議第8号種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める意見書(案)について、提案理由の説明を求めます。11番小郷昌一委員長。               〔11番 小郷昌一君 登壇〕 132 ◯11番(小郷昌一君) 令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則殿。提出者、新見市議会産業建設常任委員会委員長小郷昌一。  種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める意見書(案)の提出について。  上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出します。  発議第8号種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める意見書(案)。  一昨年の通常国会で、主要農産物種子法(以下種子法と呼ぶ)が廃止されました。この種子法は、1952年、米など基本食料の増産と改良のために、国や都道府県の品種改良と普及の公的役割を明確にした法律です。同法のもとで、都道府県と農業団体が協力し、地域に合った優良品種の開発と普及がなされ、生産者はもとより豊富で安全な食糧を求める国民にとっても重要な役割を果たしてきました。種子法の廃止により、都道府県の取り組みが後退し、食糧と種子の安定供給が損なわれ、食糧自給率が37%という危機的水準がさらに悪化することが危惧されます。  また、種子法の廃止で地域の共有財産である種子(以下公共品種と呼ぶ)が民間企業に委ねられた場合、改良された新品種の特許が利用され、農家は高い種子を買わされ、消費者の農産物価格にもはね返ります。  岡山県は中国地方でも最大の農業県ですが、米価の低迷や輸入農産物の拡大等で、農業経営は大変厳しい状況にあります。販売農家数は5年間に1万戸ずつ減少し、2015年には3万5,756戸となり、農業就労年齢も70歳を超え、65歳以上が80%になり、田園の荒廃が進んでいます。  種子の安定供給が断たれ、高騰すれば、農業を続けることはより困難になり、食料安全保障は崩壊します。それゆえ、山形、新潟、兵庫、埼玉、富山の5県は種子の安定的な生産、供給体制を維持する条例を制定しています。また、北海道、福井、長野、岐阜、宮崎など5道県でも条例制定に向け動いています。  岡山県においても、県民への種子と食、農が守られ、農産物の安定的供給が確保されるように、県が定めた要綱の基礎となる県独自の条例を制定することが求められます。県内でも多くの住民が農業にかかわっています。県民の食糧安定、種子を県民の共有財産として守り、次世代に引き継ぐためにも、下記の内容で岡山県独自の条例を定めていただけるように強く要望します。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  陳情事項、1、主要農作物の種子生産、普及供給体制と人員、予算措置の確保を行うこと並びに公共品種を安易に民間に委ねないよう、また厳重な管理体制を講じること等を内容とした岡山県条例を制定すること。  令和元年9月30日、新見市議会議長藤澤正則。  本県提出先、岡山県知事。  以上です。御賛同よろしくお願いします。 133 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの発議第8号について御質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結します。  ただいま議題となっております発議第5号から同第8号までの4議案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたします。  これより討論に入ります。  まず、反対者の発言から許します。14番橋本亨子君。 134 ◯14番(橋本亨子君) 発議第5号新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)に対しての討論を若干していきたいと思います。  質疑の中でも疑義を一定申し上げてきたところでございますが、この発議案文の中での新見市という表現について、委員長の説明の中では執行部との協議もしていないけれども、新見市全体でこれを応援するという市民や議会や執行部という大きな意味での表現として新見市としたということなんですけれども、そういう捉え方をするというには非常に私は無理があるというふうに感じてならないわけです。  また、発議案の案文の中に書かれている内容を見ましても、例えば中ほどから少し下のところの私たちは全国で求められているすぐれた専門職人材を町全体で育んでいることに誇りと責任感を持ち、新見が第二のふるさととして学生たちの記憶に残っていくことを心から望んでいるというふうにあるんですが、今人口減少問題への対策、そして地方創生に向けた活力ある地域づくりが大変重要な取り組みとしても言われている中でございますが、新見市から巣立っていくそのことを前提にしておられるというのにも本当に残念な思いがしてならないわけでございます。  そういうことで、陳情書に対しての私の意見というのも述べさせていただきましたが、本当にいろんな分野で頑張る若者たちをどう応援するのかという視点に立って、広い、この全体を見据えた応援をするというまちの姿を示す、この宣言こそが要ると思いますので、この発議の内容については同意することができません。異議を申し上げておきます。 135 ◯議長(藤澤正則君) ほかに反対者の討論はございませんか。──ないようですから、次に賛成者の発言を許します。──ないようですから、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております案件のうち、発議第5号新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)を除くその他の案件については、各委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、発議第5号を除くその他の案件については、各委員長の報告のとおり決定されました。  これより発議第5号新見公立大学の学生を応援するまち宣言(案)を起立により採決いたします。  発議第5号について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 137 ◯議長(藤澤正則君) 起立多数と認めます。よって、発議第5号は原案のとおり決定されました。          ──────────────────────── 日程第7  人事第5号 人権擁護委員の候補者の推薦について 138 ◯議長(藤澤正則君) 日程第7に入ります。  市長から人事第5号が送付されておりますので、これを議題といたします。  この際、市長から提案理由の説明を求めます。市長、池田一二三君。               〔市長 池田一二三君 登壇〕 139 ◯市長(池田一二三君) それでは、ただいま上程いただきました人事第5号について御説明申し上げます。  人権擁護委員のうち、佐田美恵委員、土屋宣委員、小坂正委員、大本正治委員、石倉純子委員、渡邉久美子委員の6名の任期が本年12月31日で満了となりますが、このうち小坂正委員、大本正治委員、渡邉久美子委員の3名につきましては、現在も委員として活発に活動されており、適任と考えられますので、引き続き推薦いたします。  また、佐田美恵委員及び土屋宣委員につきましては退任となり、石倉純子委員も諸般の事情により辞意を表明されておられますので、後任として人格、識見ともにすぐれ、地域住民からの人望も厚く適任と考える清水眞理子氏、宮本万美氏、及び松浦尚子氏を新たに推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。  以上、人事第5号について御説明申し上げましたが、どうか慎重に御審議いただき、御賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 140 ◯議長(藤澤正則君) これよりただいま議題となっております議案に対する質疑を行います。  人事第5号人権擁護委員の候補者の推薦についての御質疑はございませんか。──ないようですから、質疑を終結します。  お諮りいたします。ただいま議題となっております人事第5号は、申し合わせにより委員会の付託を省略したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 141 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決定されました。  これより討論に入ります。  まず、反対者の発言から許します。──ないようですから、次に賛成者の発言を許します。──ないようですから、討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。人事第5号は原案のとおり決するに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 142 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、人事第5号は原案のとおり決定されました。  お諮りいたします。明10月1日から6日までの6日間は本会議を休会いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 143 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、6日間は、休会することに決定いたしました。  次の本会議は10月7日午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後3時22分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....